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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第7章 7日目
もうすぐ日付が変わる。
その時が来た。
長い年月、苦しんで、ようやく幸せを手にした少女が、最後に下した決断。
僕は愛しているからこそ、その決心を尊重する。
ももちゃんは身支度を整えた。
初めて会ったときに着ていた、水玉模様の青いワンピース。ピンクのショルダーバッグ。
なんだか、遠い昔のようだ。
僕の人生で一番大切な7日間だった。
僕が一番愛した女性。
最後の、最高の女性。
ももちゃんは僕の前に、向かい合って立った。
「いってきます」
「うん、いってらっしゃい」
ももちゃんを抱きしめた。
そう、これはさよならじゃない。
ちょっと出かけるだけだ。
その時が来た。
長い年月、苦しんで、ようやく幸せを手にした少女が、最後に下した決断。
僕は愛しているからこそ、その決心を尊重する。
ももちゃんは身支度を整えた。
初めて会ったときに着ていた、水玉模様の青いワンピース。ピンクのショルダーバッグ。
なんだか、遠い昔のようだ。
僕の人生で一番大切な7日間だった。
僕が一番愛した女性。
最後の、最高の女性。
ももちゃんは僕の前に、向かい合って立った。
「いってきます」
「うん、いってらっしゃい」
ももちゃんを抱きしめた。
そう、これはさよならじゃない。
ちょっと出かけるだけだ。