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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第7章 7日目
そういえば…普段のこの時間は、薄い壁を通して、周りの生活音とか聞こえているはずだ。
不思議に静まりかえっている。いつからだろう?
「そういえば、そうだね」
「きっと神様が、わたしたちだけの世界にしてくれたんだよ」
「うん、きっとそうだ」
「お兄ちゃん」
「ん?」
「愛してる」
「愛してるよ、桃香」
少女を強く抱きしめた。
そのまま言葉もなく、ふたりは横になったままピッタリ密着していた。
ただお互いの体温を、鼓動を、感じあっていた。
不思議に静まりかえっている。いつからだろう?
「そういえば、そうだね」
「きっと神様が、わたしたちだけの世界にしてくれたんだよ」
「うん、きっとそうだ」
「お兄ちゃん」
「ん?」
「愛してる」
「愛してるよ、桃香」
少女を強く抱きしめた。
そのまま言葉もなく、ふたりは横になったままピッタリ密着していた。
ただお互いの体温を、鼓動を、感じあっていた。