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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第2章 2日目
夜も更けて、僕はまたソファーで寝ようとした。すると、ももちゃんが寂しげに訴えた。
「お兄ちゃん、お願い。ベッド使って」
「僕はここでいいよ」
「ダメ!だってお兄ちゃん、昨日あまり寝てないでしょ?」
気付いてたのか…
「わたしね、お兄ちゃんと一緒に寝たいの。どうしてもだめ?」
潤んだ瞳で僕を見る。ズルいよ、その目…
「わかったよ」
ももちゃんの表情が明るくなった。どうして女の子は、こんなにコロコロ変えられるんだ?
「じゃあ、お兄ちゃんそっちね。わたしこっち!」
ももちゃんは、ベッドに飛び乗った。
まだ子供だ。寂しがるから添い寝するだけだ。
そう自分に言い聞かせた。
「お兄ちゃん、お願い。ベッド使って」
「僕はここでいいよ」
「ダメ!だってお兄ちゃん、昨日あまり寝てないでしょ?」
気付いてたのか…
「わたしね、お兄ちゃんと一緒に寝たいの。どうしてもだめ?」
潤んだ瞳で僕を見る。ズルいよ、その目…
「わかったよ」
ももちゃんの表情が明るくなった。どうして女の子は、こんなにコロコロ変えられるんだ?
「じゃあ、お兄ちゃんそっちね。わたしこっち!」
ももちゃんは、ベッドに飛び乗った。
まだ子供だ。寂しがるから添い寝するだけだ。
そう自分に言い聞かせた。