この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第3章 3日目
会社に向かう車の中で、僕は考えていた。
ももちゃんは、ケータイを持っていない…
僕の部屋には電話はない。僕のケータイだけだ。
それなら、昨日話していたのは、独り言か?それとも…
『イマジナリーフレンド』というのが、あるらしい。孤独な子供が空想の友達を作って、ひとりで会話する現象だ。
普通はもっと小さい幼児に起こることらしいが…
ももちゃんはそんなに、寂しい子供なのか?
友達もいない…親から充分な愛情も受けられない…?
そもそも亮は、娘に300万も持たせる程、経済的余裕があるのに、ケータイを買い与えないのか?
僕が親なら心配で、絶対持たせる。
だって知らない家に、娘ひとりで行かせるんだぞ。いつも連絡取れるようにするのが普通だろ?
連絡を取る気がない。
迎えに行くつもりも、呼び戻すつもりもない?まさか…
ももちゃんは、ケータイを持っていない…
僕の部屋には電話はない。僕のケータイだけだ。
それなら、昨日話していたのは、独り言か?それとも…
『イマジナリーフレンド』というのが、あるらしい。孤独な子供が空想の友達を作って、ひとりで会話する現象だ。
普通はもっと小さい幼児に起こることらしいが…
ももちゃんはそんなに、寂しい子供なのか?
友達もいない…親から充分な愛情も受けられない…?
そもそも亮は、娘に300万も持たせる程、経済的余裕があるのに、ケータイを買い与えないのか?
僕が親なら心配で、絶対持たせる。
だって知らない家に、娘ひとりで行かせるんだぞ。いつも連絡取れるようにするのが普通だろ?
連絡を取る気がない。
迎えに行くつもりも、呼び戻すつもりもない?まさか…