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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第3章 3日目
亮の手紙…『君にしか頼めないんだ。娘の事、よろしく頼む』…
何を頼むんだ?
『お父さんの家は?仕事は?』『話しちゃダメって、お父さんに言われてる』
亮は、娘を捨てる気か?
ももちゃんは、それを知ってるのか?
でもそんな事、本人には聞けない…
これは、警察にでも行くべき事件かもしれない…
いや…
それならそれで、別に構わない。
その時僕が感じた素直な気持ちは、娘を捨てる亮に対する憤りでも、ももちゃんを憐れむ気持ちでもなく…
彼女とずっと一緒にいられるかもしれない、喜びだった。
もう、自分に嘘つくのは、やめよう。
気付いたんだ。
僕は…ももちゃんが好きだ。
何を頼むんだ?
『お父さんの家は?仕事は?』『話しちゃダメって、お父さんに言われてる』
亮は、娘を捨てる気か?
ももちゃんは、それを知ってるのか?
でもそんな事、本人には聞けない…
これは、警察にでも行くべき事件かもしれない…
いや…
それならそれで、別に構わない。
その時僕が感じた素直な気持ちは、娘を捨てる亮に対する憤りでも、ももちゃんを憐れむ気持ちでもなく…
彼女とずっと一緒にいられるかもしれない、喜びだった。
もう、自分に嘘つくのは、やめよう。
気付いたんだ。
僕は…ももちゃんが好きだ。