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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第1章 1日目
手書きではない、パソコンで打ったものだ。それは構わないが…ずいぶん不躾で、一方的な手紙だ。
たしかに亮は、昔から自分勝手な性格だったが…
「ねっ、わかったでしょ?そーゆー事だから、よろしく!」
「わからないよ!だいたい亮は…君のお父さんは…僕の今の状況、知らないだろ?僕は独身で、ひとり暮らしだよ?そんな所に女の子ひとりで…なに考えてるんだ?」
「君じゃないよ。わたしは、もも」
「どうでもいいよ。とにかく無理だよ!こんな…一方的に…」
「じゃあ、どうするの?わたしを追い出すの?行くとこないんだよ?」
僕はケータイを取り出した。
「待って!どうするの!?」
慌てるももちゃんを尻目に、僕は実家に電話をかけた。
ももちゃんの事は、あえて話さず、大橋亮から最近連絡があったのか確認した。
僕の母親は知らないと言った。
たしかに亮は、昔から自分勝手な性格だったが…
「ねっ、わかったでしょ?そーゆー事だから、よろしく!」
「わからないよ!だいたい亮は…君のお父さんは…僕の今の状況、知らないだろ?僕は独身で、ひとり暮らしだよ?そんな所に女の子ひとりで…なに考えてるんだ?」
「君じゃないよ。わたしは、もも」
「どうでもいいよ。とにかく無理だよ!こんな…一方的に…」
「じゃあ、どうするの?わたしを追い出すの?行くとこないんだよ?」
僕はケータイを取り出した。
「待って!どうするの!?」
慌てるももちゃんを尻目に、僕は実家に電話をかけた。
ももちゃんの事は、あえて話さず、大橋亮から最近連絡があったのか確認した。
僕の母親は知らないと言った。