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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第4章 4日目
「お兄ちゃん、すごくニコニコして話してたよ。わたしより、あのお姉さんの方が好きなんでしょ?」
「なんでそうなるんだよ。ももちゃんの事、誉められたから、うれしかっただけだよ」
「あのお姉さん、わたしの事、お兄ちゃんの娘だと思ってたよ。カノジョなのに。どうせわたし、子供だもん。お兄ちゃんには似合わないもん」
僕は車を停めた。
ももちゃんの目を真っ直ぐ見た。
「たしかに、他の人から見ると、僕達は親子に見えるかもね。でも本当は違うだろ?僕達は恋人だ。僕が好きなのは、ももちゃんだけだ。ももちゃんも、僕が好きだよね?僕を信じて。他の人がどう思っても関係ないよ。愛してるんだ」
ももちゃんは涙目で僕を見つめた。
「ホント?…ホントに、わたしだけ?」
「桃香、愛してるよ。僕だけの桃香…」
そっと抱き寄せて、キスをした。
今さらながら思った。
こんなに子供でも、やっぱり女性なんだな。こんな些細な事で嫉妬するなんて。
「なんでそうなるんだよ。ももちゃんの事、誉められたから、うれしかっただけだよ」
「あのお姉さん、わたしの事、お兄ちゃんの娘だと思ってたよ。カノジョなのに。どうせわたし、子供だもん。お兄ちゃんには似合わないもん」
僕は車を停めた。
ももちゃんの目を真っ直ぐ見た。
「たしかに、他の人から見ると、僕達は親子に見えるかもね。でも本当は違うだろ?僕達は恋人だ。僕が好きなのは、ももちゃんだけだ。ももちゃんも、僕が好きだよね?僕を信じて。他の人がどう思っても関係ないよ。愛してるんだ」
ももちゃんは涙目で僕を見つめた。
「ホント?…ホントに、わたしだけ?」
「桃香、愛してるよ。僕だけの桃香…」
そっと抱き寄せて、キスをした。
今さらながら思った。
こんなに子供でも、やっぱり女性なんだな。こんな些細な事で嫉妬するなんて。