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8月のヒメゴト ~僕と桃香の7日間~
第4章 4日目
「お兄ちゃん…」
少女はそれ以上何も言わず、ゆっくり一歩一歩、進んできた。
布団の上に立つと、頭の後ろに束ねた髪をほどいた。
ハラリと肩の上に落ちた。
それから、浴衣の帯を解き始めた。
僕は立ち上がり近づいた。
帯が落ちた。ももちゃんは、ゆっくり前を開いた。
輝くような白い肌が現れた。
細い肩から、浴衣が滑り落ちた。
胸の上にかかった髪を、両手で後ろに流した。
体を隠すものが何もない、生まれたままの姿だった。
初めて、明るい所ではっきり見た。
瑞々しい、でもまだ小さく青い果実。
無駄な肉のない、未成熟ながらも均整の取れた、子供ならではの美しさ。
少女はそれ以上何も言わず、ゆっくり一歩一歩、進んできた。
布団の上に立つと、頭の後ろに束ねた髪をほどいた。
ハラリと肩の上に落ちた。
それから、浴衣の帯を解き始めた。
僕は立ち上がり近づいた。
帯が落ちた。ももちゃんは、ゆっくり前を開いた。
輝くような白い肌が現れた。
細い肩から、浴衣が滑り落ちた。
胸の上にかかった髪を、両手で後ろに流した。
体を隠すものが何もない、生まれたままの姿だった。
初めて、明るい所ではっきり見た。
瑞々しい、でもまだ小さく青い果実。
無駄な肉のない、未成熟ながらも均整の取れた、子供ならではの美しさ。