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星逢いの灯台守
第4章 上海ローズ
ホテルの最上階…スイートルームに由貴子を抱きかかえ引き摺るように連れて行く。
「…待って…」
「待たない」
断固たる意志を感じさせる声に、由貴子は口を噤んだ。
とろりとした蜂蜜色の紗のかかった天蓋付きのベッドに由貴子を引き込んだ。
紗幕はふわりと揺れて、チャイナドレスの佳人をその褥に難なく誘い込む。
「…愛しています…!」
「…宮…ん…っ…」
答える間も無く激しく濃密な口づけが与えられる。
「…ずっと…貴女のことばかり考えていた…。
この数週間…心はずっと貴女にあった…」
「…ああ…私もよ…」
…初めて晒された由貴子の本心に、宮緒は歓喜する。
「本当に?」
「…ええ…。
貴方のことばかり考えて…泣いてばかりいたわ…。
苦しくて切なくて…。
…まるで初めて恋をした女の子みたいだった…」
「…由貴子さん…!」
潤んだ美しい黒い瞳が宮緒を見上げる。
婉然と微笑みながら、透明な涙を一粒零した。
「…責任、取ってくださいね。
私を…こんなにして…こんな…愚かな女にして…」
「…由貴子さん…。
貴女が好きだ…狂おしいくらいに…!」
由貴子の小さな美しい貌を荒々しく掴み、その麗しい口唇を貪る。
「…んんっ…あ…ああ…」
あえかな声…。
その艶やかな黒髪に飾られたチャイナローズの花弁がはらりとシーツに舞い落ちる。
光沢のある滑らかな絹のチャイナドレスをその身体のラインに沿って撫で下ろす。
美しい曲線を描く女の乳房をドレスごと握りしめる。
「…ああ…だめ…」
切なげに喘ぐ由貴子の白い耳朶に囁く。
「…下着を着けていらっしゃらないようですね…。
チャイナドレスは、下着を着けないで着るのが正式な着方です。
…貴女は何でもきちんと正しくなさる方だ…」
白い陶器のような肌が薄紅色に染まる。
「…意地悪…」
「…上をお着けになっていないということは…下も…」
宮緒の大きな美しい手がゆっくりと下肢へと滑る。
…チャイナドレスの深く入ったスリットのあわいに手を差し込む。
…その手があるものに触れ、彼は薄く微笑った。
「…ガーターだ…。
…見せてください…」
宮緒の手がドレスの裾を捲し上げ、由貴子の白く形の良い脚を暴いていった。
「…ああ…い…や…ぁ…」
由貴子は優美な眉を寄せ、艶やかな口唇を震わせた。
「…待って…」
「待たない」
断固たる意志を感じさせる声に、由貴子は口を噤んだ。
とろりとした蜂蜜色の紗のかかった天蓋付きのベッドに由貴子を引き込んだ。
紗幕はふわりと揺れて、チャイナドレスの佳人をその褥に難なく誘い込む。
「…愛しています…!」
「…宮…ん…っ…」
答える間も無く激しく濃密な口づけが与えられる。
「…ずっと…貴女のことばかり考えていた…。
この数週間…心はずっと貴女にあった…」
「…ああ…私もよ…」
…初めて晒された由貴子の本心に、宮緒は歓喜する。
「本当に?」
「…ええ…。
貴方のことばかり考えて…泣いてばかりいたわ…。
苦しくて切なくて…。
…まるで初めて恋をした女の子みたいだった…」
「…由貴子さん…!」
潤んだ美しい黒い瞳が宮緒を見上げる。
婉然と微笑みながら、透明な涙を一粒零した。
「…責任、取ってくださいね。
私を…こんなにして…こんな…愚かな女にして…」
「…由貴子さん…。
貴女が好きだ…狂おしいくらいに…!」
由貴子の小さな美しい貌を荒々しく掴み、その麗しい口唇を貪る。
「…んんっ…あ…ああ…」
あえかな声…。
その艶やかな黒髪に飾られたチャイナローズの花弁がはらりとシーツに舞い落ちる。
光沢のある滑らかな絹のチャイナドレスをその身体のラインに沿って撫で下ろす。
美しい曲線を描く女の乳房をドレスごと握りしめる。
「…ああ…だめ…」
切なげに喘ぐ由貴子の白い耳朶に囁く。
「…下着を着けていらっしゃらないようですね…。
チャイナドレスは、下着を着けないで着るのが正式な着方です。
…貴女は何でもきちんと正しくなさる方だ…」
白い陶器のような肌が薄紅色に染まる。
「…意地悪…」
「…上をお着けになっていないということは…下も…」
宮緒の大きな美しい手がゆっくりと下肢へと滑る。
…チャイナドレスの深く入ったスリットのあわいに手を差し込む。
…その手があるものに触れ、彼は薄く微笑った。
「…ガーターだ…。
…見せてください…」
宮緒の手がドレスの裾を捲し上げ、由貴子の白く形の良い脚を暴いていった。
「…ああ…い…や…ぁ…」
由貴子は優美な眉を寄せ、艶やかな口唇を震わせた。