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星逢いの灯台守
第4章 上海ローズ
…お互いの着衣を解き放ち、それから二度愛し合った。
一度目はベッドの中で正常位で…。
激しく求め合い、終いには二人は繋がったままベッドから滑り落ち、鍋島段通の上で果てた。
ひと息吐く間も与えずに、まだぐったりとしている由貴子を抱きかかえる。
宮緒はカーテンを開け放った一枚硝子の窓辺に由貴子を立たせ、手を突かせた。
宮緒の意図を察知した由貴子は艶めかしく潤んだ瞳で振り返った。
「…腰を突き出して…」
「…いや…見られてしまうわ…」
由貴子が掠れた声でいやいやをした。

…眼下には黄浦江に掛かる橋…外灘と虹口を結ぶ外白渡橋が見える。
その奥に広がるのは、浦東の高層ビル群だ。
東方明珠塔や上海環球中心などインテリジェント都市上海の象徴のビルが華やかにライトアップされ、メトロポリスの全貌が一枚絵のように見下ろせる。

…この部屋は二十階だ。
対岸は遠く見られる心配はない。
…けれど…
「…見えるかも知れませんね…。
…貴女の淫らなこの姿が…。
この美しい胸や…」
由貴子の小振りな形の良い白い乳房を背後から握り締め、円を描くように愛撫する。
「…あ…ああ…」
「…ここが…こんなに濡れていることを…」
宮緒の右手が由貴子の花陰に指を進める。
「…ああっ…い…や…ぁ…」
「…貴女の蜜と僕の精液で…びしょ濡れだ…。
…なんていやらしいひとなんだ…」
「…んんっ…ひど…い…」
由貴子は窓硝子に手を突きながら、唇を噛み締めて身が縮むような羞恥と…それを遥かに上回る痺れるような悦楽を味わう。
その余りにも淫蕩な様を、夜の帳のせいで鏡と化した窓硝子が露わに映す。
…背後から男に羽交い締めにされ、乳房を弄られる。
引き締まった細い腰の下…下腹部の淡い薄い茂みは愛の蜜と男が放った牡液で淫らに濡れている…。
「…挿入れるよ…由貴子…。
…三度目だから…すぐに入る…」
…宮緒の牡が背後から容赦なく突き入れられる。
「…ああっ…!…んん…っ…」

何度目でも、男の雄蕊を受け入れる衝撃に慣れはしない。
華奢な白い身体を震わせる由貴子のうなじに噛み付く。
「…可愛い…由貴子…。
まるで…処女みたいだ…。
…淑やかで…高貴で…けれど途方もなく淫らで欲しがりな…僕の愛おしいひと…!」
「…は…ああ…んっ…」
背後から貌を引き寄せられ、激しく甘い口づけを与えられる。

二人は蕩ける愛の蜜沼に溺れきった…。

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