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星逢いの灯台守
第3章 空蝉のひと
「…あ…ああ…いや…あ…」
わざと金属音を立てて、宮緒はベルトの前を寛げる。
ジッパーを下ろす音…。
それらに女が身を硬くする様子が手に取るように推し量れた。

天を仰ぐほどに兆している牡を取り出し、直に女の下腹部に擦り当てる。
「…ああ…」
宮緒の牡は、女の淡く薄い下生えを淫らに撫でた。
「…ここに男を咥えるのですよ。
十年間なさっていないのですから、初めての時のように痛むかもしれませんね。
…まさにセカンドバージンだ…」
「…い…や…」
怯えたように宮緒にしがみついてきた女が愛おしい。
「…大丈夫です。じっくり馴らして差し上げますよ…」
…さあ、脚を開いて…。
鼓膜に吹き込むと、女はほっそりとした…闇の中でも白く輝く足をおずおずと開いた。
宮緒はそっと、女の慎ましやかに閉じられた花陰のあわいに指を差し入れた。
「…ああっ…!いや…あ…」
女が激しく首を振った拍子に結い上げられていた髪が解け、さらりと黒髪が肩に落ちた。
その艶やかな黒髪を優しく撫で、口づけをする。
…高貴な白檀の香りが、宮緒を更に酔わせる。

「…力を抜いて…そう…。
ああ…。やはり狭いですね…。
…けれどしっとりと潤い始めていますね…。
貴女の蜜が奥から溢れてくる…」
わざと音を立てるようにして、狭い女の花芯を馴らし続ける。
「…んんっ…は…ああ…っ…や…ああ…ん…」
甘く濡れた声が女の喉奥から漏れ始める。
「…可愛らしい声だ…。
もっと声を聞かせて…もっと…いやらしい声を…」
煽るように囁き、指を奥まで進ませる。
「ああっ!…も…やめ…て…」
温かな女の花蜜がしとどに宮緒の指を濡らす。
宮緒の牡は痛いほどに兆し、その鋒からは欲望の牡液が滴り始めていた。
硬く兆した牡を女の花陰に押し当て、擦り付ける。
「…貴女が欲しくて…こんなになってしまった…。
こんなこと…初めてだ…」
甘狂おしくその可憐な口唇を奪い、噛み付くようにキスをする。
「…んんっ…は…あ…ん…」

…本当だ。
こんなにも一人の女を渇望するほどに欲したことはなかった。
宮緒は初めて己の中にいた熱く狂おしく暴れる獣に気づいたのだ。

…このひとを、抱きたい。
抱いて抱いてめちゃくちゃにしたい。
可憐な花を己れの手で、遮二無二散らすように…この華奢で穢れを知らない…けれど匂い立つかのように淫らな身体を思う様に貪り尽くしたい…!


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