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星逢いの灯台守
第3章 空蝉のひと
「…さあ、脚をもっと開いて…」
…挿入れますよ…。
そう囁いた途端、女が激しく身震いをし小さく抗った。
「…いや…やっぱり…こわ…い…」
少女のように頼りなげな声に、胸が詰まる。
「怖くないよ…大丈夫…。
僕を見て…僕だけを…」
優しい声で力づけるように語りかける。
女の黒く濡れた美しい瞳が、縋り付くように宮緒を見上げた。
「…僕を見て…大丈夫…怖くないから…」
…牡の鋒を女の花芯の入り口に押し当て、ゆっくりと挿入する。
「…んんっ…!ああっ…はい…っ…て…くる…!」
苦しげな息を漏らしながら、女が宮緒に抱きついた。
「…痛い?力を抜いて…そう…上手ですよ…」
「…あ…ああ…だ…め…だめ…なの…」
「何がだめなの…?…もう、こんなに濡れているのに…」
「…いや…。言わないで…」
女が白い手で貌を覆って啜り哭く。
「…なんてふしだらな女なの…行きずりのひとと…こんな…淫らな…ことを…」
「どうしてだめなの?…貴女は自由なのですよ。
ご主人に貞操を尽くす時期はとうに過ぎたでしょう。
…お嬢さんだって、もう貴女の元から離れて自立し始めている。
…貴女は身も心も自由に解放されて良いのですよ…」
そのまま、宮緒はまだ狭い女の肉の中に大胆に牡を突き入れた。
「…ああっ!深…い…んんっ…」
女が衝撃に耐えかねて、小さく呻いた。
「…そう…全部、挿入りましたよ…。分かりますか?
…貴女の淫らな肉の奥底まで、僕が犯したのです」
ゆっくりと女の淫肉に己れを馴染ませ…やがて動き始める。
「…ああ…だ…め…」
「…やっぱり貴女の中はとても狭い…。
でもすごく悦い…熱くて…きつく締め付けて…まるで処女を犯しているみたいだ…」
…もっと貴女を、犯しますよ…。
耳朶に口づけし、淫らに囁く。
「あ…ああっ…いやあ…んっ…」
力強い律動が始まる。
前後に強く往復運動され、女の細腰が痛ましいほどに動かされ…淫らな水音が結合部分から漏れ始めた。
「…はあ…ああ…んっ…」
「気持ちいい?」
唾液に濡れた口唇を強く奪いながら尋ねる。
「…い…いい…すごく…きもち…い…い…」
譫言のような言葉が紅い口唇から漏れだす…。
「…ああ…悦い…おかしく…なりそ…う…」
女が自分から淫らに腰を動かす。
…淫靡な動き…甘い喘ぎ声…女の肉の奥から、熱い花蜜がとろりと溢れだし、二人の結合のあわいを白く泡立たせる…。




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