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不倫のはて
第1章 孤独の渦
夫と生活することで
私の心が 晴れることはない。
だが気付けば 梅雨は終わり
じりじりと太陽が照りつける
暑い夏となっていた。
高校生の美鈴も
夏休みになり 近くの
スーパーマーケットでレジの
アルバイトを始めた。
そんなある日
親友のなつみから 携帯に連絡があった。
『陽子 元気?ランチに行こう
明日11:00 ショッピングモールの
地下街のイタリアンのお店』
『なつみ ごめんね連絡できなくて
了解 楽しみにしてる。』
なつみとおしゃべりができると思うと
気分が上がり すぐに返信をした。
なつみとは 短大を出て
就職した化粧品会社の同期だった。
なぜかすごく 気があって
それからもずっと付き合いのある
大親友。
なつみは 同い年なのに
姉ように 私のことを心配してくれる
頼りになる存在だ。