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不倫のはて
第5章 危険な出会い
誰もいないリビング
午後の日差しが
レースのカーテンの隙間から
差し込む
外は 蝉時雨で
すっぽり
包まれ
リビングにも
蝉の鳴き声が
聞こえる
ただ考え続けている・・・・
どこにでもいる主婦で
特別美人でもスタイルがいい訳でもない
そんな私に
大人の関係って・・・・
私ったらバカみたい
だけど身体の燻り続けている火種に
誰か火をつけて・・・・
自分で自分がわからない
昨日なつみに言われたことを
思いながら
もう出会い系なんて
退会しちゃおうかな
やっぱり 無理・・・・
私は普通の主婦だし
携帯の受信ボックスには
メールは来ていたようだった。
けど 見ることが怖かった。
自分の心が怖い。
受信ボックスを開けば
自分が とんでもないことを
してしまいそうな気がする。
ぎゅっと
目を固く閉じて
携帯の受信ボックスを
開けてみた。
『面倒くさいことは
嫌いなので 単刀直入に
言います。オレとセックスしませんか。』
コージ 27歳
身体全体が
心臓になってしまった。
ドキン 身体が脈打つ・・・・
でも 釘づけされて
そこから 目が離せない。
どうする・・・・
怖い・・・・