この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不倫のはて
第6章 もしかして・・・・
ナオキさん
あなたは 誰ですか・・・・
最初は 偶然だと思った
でも2度メールが来た・・・
『会って話がしたい。』
そう 言ってくれるって・・・・
ナオキ・・・・直樹
ナオキ・・・・直樹
もしも 私がかつて
愛したその人だとしたら・・・
私の中に深く刻まれている名前
私が大好きだった人の名前
その人の名前は
坂井直樹・・・・
でも私の大好きだった
直樹だと考えたくない
だって 直樹は
出会い系サイトに登録
するような人ではないから
そして 今の私を
見られたくない
あの頃 私のすべてだった人
どんなときも
私のそばで
笑ってくれてた人
社会人になって
右も左もわからない私を
いつも優しく
見守ってくれた人
いつも 私のこと
ヒナって
呼んでいた人
陽子・・・
陽だまりのようだと
日向のようだと
ヒヨコのようだと
言って 笑ってた人