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不倫のはて
第6章 もしかして・・・・
直樹と知り合ったのは
20歳の頃だった。
短大を卒業して
入社した化粧品会社で
同期だった。
彼は大学卒
私は短大卒の
入社だった。
直樹は 私となつみを含む
美容部員5人を束ねる
リーダーだった。
営業担当で
営業地域に
私達5人を 配属するために
スケジュールを組んだり
5人の送迎をしたりと
私達は 彼の指示で
動いていた。
私は 人見知りが激しく
なかなか仕事に慣れなかった。
右も左もわからず
いつも 美容研修で
注意を受けて
落ち込んでばかりいた。
彼は そんな私を
いつも 温かく
励ましてくれた。
「最初から なんでも
できる人はいないんだから
頑張ろうよ。」って
リーダーとして
私達5人を
引っ張ってくれていた。
私達は
彼を リーダーとして
尊敬していた。