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不倫のはて
第7章 危険人物
結婚してから
あんなふうに夫から
言われたのは初めてだ。
隠し通すことなんて
絶対無理だろう
いずれバレる。
実際バレていた・・・
「夫は変だ」と もうすでに疑っている。
携帯を見ていなくても
夫の言う通り気がつかないうちに
ため息をついていたのかも。
家庭を壊すつもりなんて
これっぽっちもなかった。
一人になり
携帯の画面をやっと開くことができた。
受信ボックスには
コージからの メールが来ていた。
『2週間後の水曜日
今日のホテル 205
午後3:00返信なければ
OKとします。』
コージに
断ることなんてできない
写真をばら撒かれるかもしれない
2週間後の
水曜日か・・・・
どうなるのか わからない
不安と恐怖のなか
眠りについた
だが 眠っても
深く眠れず
数時間おきに目が覚めた。