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不倫のはて
第2章 出会い系サイト


 その日の夜。
キッチンで 夕食の後片付けをしながら
自然と歌を口ずさんでいた。
夫は ソファーで
腕組みして テレビを見ている。



 「ママ 機嫌いいね。何かいいことあった?」

 美鈴に言われた。

 「別に何もないのよ。なんだか
テレビで流れていたのが耳に残っていたみたい。」

 自分で 口ずさんでいることに
気づかなかった。
ちょっと焦りながら 
何もないような顔で答えた。

 「でも 機嫌がいいほうがいいよ。」

 美鈴は 夫と私の関係が
あまり良くないことに
不安を感じているようだ。
 


 いつも 知らないうちに
暗い顔をしていたのかもしれない。
後ろめたさを感じながら
今日は楽しい気持ちを 
隠すことができなかった。


 夫の健介は 相変わらず 
私の問いかけに答えないし 
空気のような扱いが続いている。
私が出会い系サイトに
登録しても おそらく気づかない。
私に興味がないから
私の役目は 
家庭を守る家政婦としか
見ていないから。

 

 
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