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不倫のはて
第2章 出会い系サイト
メールを交換するだけの毎日だったある日。
『一度 会ってみませんか?』
携帯画面を開いたら
何度かメールを交換していた。
30代後半の未婚男性からのメール。
名前は マモルさん。
ドキン 一瞬心臓の動きが止まった
いつか こういうメールがくると思っていた。
想像していたものが 現実となってしまう。
怖い でも 踏み出してしまおうか
返信ができない
どうしたらいい・・・
ずいぶん 悩んでから
『一度 会ってみましょう。』
何度かメールした男性で
人間性は 安心できる人だったし
と 言い訳をしながら
返信してしまっていた。
何も求めず仕方ないと諦めていた毎日。
だけどもう寂しさも孤独感も
女としての悦びも
人の温かさに心も身体も渇き飢えて
その渇きを 埋めて欲しかった。
人の温もりが
たまらず 欲しかった。