この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第2章 お泊り会



────「どーぞ。」
「お邪魔しまーす…って、うわっ、広っ!綺麗!」

白馬くんが開けてくれたドアをくぐると、
そこには一人で住むにはあまりに広すぎる空間が広がっていた。

北欧風のソファにテーブル、チェア…
必要最低限のものしかない。

THE・ミニマリスト。


「間取りいくつくらいなの?」
「えーっと、確か3LDKだったかな。」


ちなみに私のアパートはワンルームです。
…この情報は白馬くんに伝えちゃだめだ、バカにされそう。

「カバンは適当に置いて大丈夫なんで。」
「うん、わかった。」

じゃあ部屋の隅にでも置かせてもらおう。
さっきコンビニで買った物も一緒に。

うーんさて。

人の家に上がらせてもらったとき地味に困るのが、
入って早々どうしたらいいのか分からない点。

キョロキョロとあたりを見回すのも失礼でしょ?
かといって適当に座ってしまうのも気が引ける。

とりあえず指示が出るまで立ち尽くすしかないや。


そんな私の手元に、横からポイッとタオルと着替えが渡された。

「この部屋を出た、すぐ右に風呂あるんで。先シャワー浴びてください。俺の後とか嫌でしょ。」
「え、嫌じゃないよ?私、後でも全然大丈夫だから入りなよ。」

別に気にしないのに。
白馬くんが一瞬面食らった顔をするも
すぐに表情を戻してグイグイと私の背中を押してきた。

「嬉しいッスけど先に入ってください。俺することあるんで。」
「は、はい、わかりました。」


バタンと部屋から追い出されてしまう。まぁ、することがあるなら仕方ないか。
受け取ったタオルと着替えをカゴに入れ、スルスルとスーツを脱いでいく。

…それにしても、まさか後輩の家にお泊りする日が来るとは。まぁ白馬くん地味にいい子だし、変なことには…

「って、あ。」



ここで、ある重大なことに気づく。



「下着さっきの部屋に置いてきちゃった…!」



そう、さっきのコンビニ袋の中に下着諸々が入っていたのだ。なんたる失態。


「ごめん白馬くん!私のカバンの横にあるコンビニ袋持ってきてくれない?中身は絶対見ずに!」

申し訳なく思いながらも声を掛けると、
すぐに「了解でーす」と返事が返ってきた。
良かった。

ホッと胸を撫で下ろし、脱いだ衣類を畳み始めた、その時。




ガラリと閉めていたドアが勢いよく開いた。



/269ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ