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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第8章 初デート


私はそっと彼の唇に自分の唇を重ね、小さく告げた。


「セーブしなくていいよ。たくさんちょうだい…?」


こんなこと言うのは、ふしだらかもしれないけど。
二週間もしてなかったせいか、
いっぱい愛されたくて仕方ない。

すると、彼はその言葉に少し目を見開くも、
すぐに獲物を捉える鋭い眼差しで私を射止めた。


「…あとで後悔しても遅いからね?」
「うん…。」


ゆっくりと顔を近づけ、私の唇を優しく奪う。
さっきまでは啄むようなキスだったのに。

今は舌を絡め合う濃厚なキス。

それだけで頭が痺れてきちゃう。


「んっ…ふ、ちゅっ……んぅ……ふ……」
「ちゅ……ん、ユイ、舌だして……?」


彼の言葉のまま素直に舌を差し出すと、
彼はそれごと喰い尽くすように私の舌を吸った。

絡めるのとはまた違う気持ちよさ。
わざとらしく立てられるリップ音が、卑猥に耳に届く。


「んぅ…、は、ん……ちゅぱ…っ、ん……」
「ちゅ……くちゅ…っ、ん…ぴちゅっ……」


あまりの濃厚すぎるキスに酸欠になりそう。

一度息を吸いたくて離れようとしても、
彼が私の頭を後ろから押さえて離してくれない。

あぁ、目が眩む。

それさえも興奮材料で、
身動きが取れないこの感じもたまらない。


「ふぁ…、ん……コクッ…」


私の口内に流れ込む彼の唾液をコクリと飲み込む。

…なにこれ、媚薬みたい。
甘くて、身体がどんどん熱くなる。


「んぅ……、は、くろ……」
「…ちゅ、ユイ顔真っ赤……ごめんね、苦しかった?」


そっと口づけが離され、
私をいたわるように、彼が優しく頬を撫でる。

彼の問いかけに小さく顔を頷かせるも、
苦しさより気持ちよさの方がずっと大きくて。

私は肩を上下させながら彼の首に手を回し、
懲りずに彼の口内に舌を差し込んだ。


「ん……ちゅ、くろ、もっと、ほし……」


突然のことに戸惑いを見せていた彼の舌が、
「わかった」とでも言うように、深く私の舌に絡みつく。

熱い。頭がクラクラする。
唾液が甘い。溶けそう。

ツゥッとくすぐるように舌の輪郭をなぞられ、
そのまま擦り合わせるように舌を愛撫される。

気持ちいい。腰が勝手に捩れちゃう。

心なしか、ナカもじゅんと熱く反応した。


……あ、そういえば。



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