この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第8章 初デート
「んぁっ、はぁ、くろ……っ」
「いい子、よく頑張ったね。」
彼はそう言いながら私の頭を撫で、
そっと触れるだけのキスを落とした。
…落ち着く。
そのまま上体を起こし、彼が服を脱ぎ始めたのだけど、
私の頭は快楽に溺れきっていて。
「じゃあ、もう少し頑張ろっか…?」
彼の言葉の意味が、よく理解できなかった。
────ズチュン!
「ぁぁああああっ!」
突然、身体を裂くような快感が全身を走り抜ける。
だめ、気持ち良い。
目の前がパチパチして、腰が勝手に跳ねて。
……彼が愛おしそうに、私を見つめてる。
「んぁっあっあっ!はぁ…っ!くろ、くろ…っ!」
「は、いい子…もっと啼いて、もっと呼んで…?」
ズチュン!パチュン!グチュッグチュッ!
突かれるたび、ビリビリ全身が快感に溺れる。
私に覆いかぶさる彼の背中に手を回すと、
不意に鋭く光るイヤリングが目に入った。
「あっ…」
思わず指を白馬くんの耳に滑らせると、
彼は眉をしかめ、動きが若干遅くなった。
あぁやっぱり弱いんだ、可愛い、なんて。
快楽に支配された頭でもそれくらいの理解はできて。
喘ぎをこぼしながら、そっと彼の耳に指を這わせた。
「あっ、くろっ…」
「っ…、こら、耳いじらない…!」
バチュン!!
「んぁあああっ!」
すると、それを制するように
奥深くまで思い切り突き上げられる。
なんて甘いお仕置き。
頭がクラクラしてしまう。
「あっんっアッ、はぁっ、くろ、くろ…っ!」
馬鹿になったように呼んで喘ぐと、
彼は嬉しそうに微笑んでくれる。
その姿がカッコよくて、色っぽくて。
…あぁもう、またイッちゃう。
「あッ、やっ、も…、イク、イッちゃう…!」
「そう、いいよ、好きなときイッて…?」
私の頬を撫で、
腰の動きを激しくしながら絶頂を促される。
好き。深い。熱い。きもちいい。
色々な感覚が折り混ざり、
一つの快感となって全身を突き抜けた。
「あっもっ、だめっ、イッちゃ……んぁああああっ────!」
腰もナカもビクビクと痙攣し、背中が仰け反る。
今日の中で一番大きい絶頂感。
もう何回も達した私の身体はクタクタだ。
────それでも。