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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第9章 白馬黒哉について
────「ん…っ、ちゅ……は…」
湯船で俺の上に彼女を乗せながら、舌を絡める。
首には手を回さず、
俺の肩に手を添えるだけなのが彼女らしい。
「ん……、くろ……」
「ん?……ってコラ、耳はいいから。」
俺の耳をいじろうとする手を掴んで止める。
昨日といい、なんでこんなに触りたがるんだ。
正直耳弱いから声でそうで嫌なのに。
すると、彼女は伏せ目がちに俺を見て、
おずおずと口を開いた。
「……今日はね、私がくろを気持ちよくしたいの。」
────なんか、今日はやけに積極的すぎやしないか?
「ユイ、いいよ別に。俺攻める方が性に合ってるし。」
なだめるように彼女の頬を撫でるも、
彼女は全く納得していない様子。
表情を変えず、ゆっくりと顔を近づけてくる。
「でも、お願い。させて……?」
そう言いながらそっと俺の唇を塞ぎ、
彼女から深く舌を絡めてきた。
……マジでどうしたんだ。
調子狂うぞ。
「んぅ……くちゅ……くろ…っ」
「っ…」
彼女の細い指が、スルリと耳の輪郭をなぞる。
だめだ、もうこの子止めても聞かなそう。
触られてる耳に熱が集まるも、
諦めてされるがままにする。
くすぐったり、撫でてきたり。
まだこれくらいなら平気だな、なんて。
余裕でいたその時。
────スルッ…
「っ?!」
そそり立つ俺のモノを、彼女の指が細くなぞってきた。
突然の刺激に思わず唇を離すと、
彼女は子供のように無邪気な笑みを浮かべた。
「くろ可愛い、顔真っ赤。」
……くそ、なんかすっげぇ恥ずかしい。
そんな俺のことなどお構いなしに、
彼女の手がどんどん責め立ててくる。
「ごめんね、私上手じゃなくて。どんなふうに触られるのが気持ちいいの?」
「ちょ、ユイ、ストップ……!」
手首を掴んでも、彼女の指がくすぐるように
俺のモノを撫でてくる。
テクニックうんぬんより、
彼女に触られている興奮のほうがヤバイ。
それだけで結構危ない。
「ねぇ、くろの声聞きたい。」
「……っ」
俺的には絶対聞かせたくない。
けど、耳とモノをいじる彼女の手が
どんどんエスカレートしてくる。
……あぁもう。