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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第9章 白馬黒哉について


「ユイ、いい子だからやめなさい……!」
「ひゃあ?!」


クリを指で引っ掻いて、強制的に止めさせる。
ビクンと仰け反る彼女の背中。

そのままクリを指でいじめれば、
彼女は耐えるように俺に抱きついてきた。


「ねっやっ、そこっ、だめっ」
「ねぇユイどうしたの?今日なんか変だよ?」


形勢逆転。

彼女の頭を撫でながら、
答えを急かすように指の動きを早くする。

指でつまんでコリコリと擦れば、
彼女の一際甘い嬌声が風呂場に響いた。


……啼きながら言葉を吐く姿って、
すげぇ可愛くて好きなんだよね。


「ほーら。ユイ答えて?どうしてそんなに積極的なの?」
「あぅっ、ん…っ、だ、だって、んぁ…ね、いっかい、一回指とめてっ?」


彼女がせがむように俺を見る。

……でもごめんね。
そんな顔されたら、
むしろもっといじめたくなっちゃうから。


「やーだ。このまま頑張って答えて?」
「んぁあ…っ!」


更に指の動きを加速させると、
彼女は腰を反らしてひたすら喘ぎをこぼす。

気持ちよさそうな甘い声。
……ほんとゾクゾクする。


「はっ、あっ、だ、だって……っ」
「うん。」


与えられる快感に耐えながら、
彼女は辛そうに、真っ赤な顔で答えた。



「くろに…っ、こんなに大好きなんだよって、伝えたかったから……っ」



その言葉に、思わず指の動きが止まる。

彼女は肩を上下させながら、
呆然とする俺の頬を優しく撫でた。




「ねぇ、くろ……、今は寂しくない……?」




目を潤ませた、哀しそうな表情。

まさかこの子、
俺の過去を気にしてたのか……?

……どこまで優しい人なんだろう。
人の過去にここまで辛そうな顔できるとかさ。


「うん、全然寂しくないよ。ユイに愛されてるってすげぇ伝わってるから。」


安心させるように彼女の額に口づけを落とす。
すると、彼女はホッと表情を緩ませ、
俺の背中に手を回して抱きついた。

……本当に、痛いほど伝わってる。
だから、俺のためにそんな表情しないでほしい。


「くろ好き。大好き。」
「うん、俺も好き。だから心配しないで、ね?」


俺の肩に顔をうずめながら、コクリと頷く。

素直だ。可愛い。

彼女の髪を指で遊びながら、そんなことを思ってたとき。


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