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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第3章 本物のヒーロー
「…ありがとう。」
「いーえ。…つかここまでしといて今更ですけど、先輩、男は怖くないんすか?あんなことされてたら、普通怖がるでしょ。」
…確かに怖くないわけじゃない。
冷たい目を向けられたり、
手を振り上げられるとビクッとする。
でも。
「普通ならちょっと怖いんだけど、なぜか白馬くんは大丈夫なの。」
自分でもどうしてか分からない。
彼といると、怖いどころかホッとするし。
だから、身体を触られても全然嫌じゃない。
白馬くんが、儚くも熱っぽい視線を私に送ってくる。
なんか、顔が熱い。
そのまま私の唇に近づき、そっと柔らかく口づけられた。
「…怖かったら遠慮なく殴ってください。無理矢理とかしたくないんで。」
いつも自信満々なくせに。
珍しく見せる彼の弱々しい姿がなんだか可笑しい。
「ふふっ、うん、大丈夫だよ。白馬くんだから大丈夫。」
私は彼の首に手を回し、初めて私からキスをした。
重ねるだけの、子供みたいなキス。
彼は驚いたように目を見開いて、
観念したようにフッと笑った。
「…後悔しても知りませんからね。」
その瞬間。
「ひぁあっ!」
ご馳走を待ちわびた獣のように乳首にかぶりつかれた。
口内で熱くねっとりと嬲りながら、
もう片方は指でこねくり回されて。
突然襲う強い快楽に、ビクビクと腰が跳ねる。
「んあぁ!んっ、は、あっ…ふ、んん、はぁっあっ」
「はぁ…ん、先輩可愛い……。もっと喘いで、声聞かせて…?」
そんなこと言われたら、声が止まらなくなる。
背中に手を回されて、抱え込まれるように吸われる。
身動きが取れないこの状況にも興奮するなんて、
私ちょっとおかしいのかも。
弱い乳首の先端をチロチロと舌で刺激されて。
あまりの気持ちよさにジュンと下が熱くなった。
「はぁん…っ、んっ、ぁっ、あっ、きも…ち…」