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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第5章 サプライズ


「んっ…白馬く……んん…っ」
「は、ユイ…好き、…すげぇ好き。」

あぁ、名前を呼ばれるだけで頭が痺れそう。
好きが溢れる。
もっと呼んで。もっとキスして。

せがむように白馬くんの首に手を回すと、
彼がクスッと意地悪く微笑んだ。


「ずいぶん積極的だね。」


その言葉に理性が急に引き戻される。

背中ならまだしも、
首に手を回すっていきなり大胆すぎたのでは…?!
というか、ふしだらな気がしてきた…!

「ご、ごめんなさいっ、つい!」

恥ずかしさから咄嗟に回していた手を離すも、
すでに意図が通じてしまっていたようで。


「なんで謝るの。もっと欲しいんでしょ?ほら、口開けて。」


そう言いながら、唇を近づけて催促される。


…だめだ、敵わない。


素直に従って口を薄く開けると、
白馬くんの熱い舌が口内に捩じ込まれた。
先端で舌の輪郭をなぞられ、そのまま絡め合う。

気持ちいい。溶けそう。
次第にどんどん腰の力が抜けていく。


それを察したのか、
彼がスカートの下から私の太ももに手を這わせてきた。
くすぐったい刺激にビクリと体が震える。


「んっ…白馬く……」
「…ねぇユイ、今日ここに泊まってって?
帰らないで……?」 


…まただ。



『俺を拒まないで…、全身で受け止めて…?』


あのときと同じ、すごく寂しそうな声と表情。
フリが言ってた、「今もまだグレてる」という言葉と何か関係があるのかな。


「…ん、帰らない。一緒にいるよ。」


まだ何も彼の事情は分からないけど。
今の私に出来ることが「傍にいること」なら、
喜んで受け入れよう。

安心させるように優しく彼の頭を撫でると、
白馬くんもホッとしたように、私の首元に顔をうずめてきた。

…なんだか、身体だけ成長した子供みたいだ。


「…そういえば、ごめんね。誕生日プレゼント用意できなくて。」


フッた相手から貰うプレゼントとか絶対気まずいじゃない?
そう思って用意してこなかったのだけど、なにか用意しとけばよかったな。
まさかこうなるなんて、想定外で嬉しいけど少し申し訳ない。


「ううん、もう貰ったから大丈夫。」
「え?」


私なにかあげたっけ?
料理はプレゼントに入らないし、何も思い当たらない。

すると、白馬くんがうずめていた顔をコチラに向け、掠れた声で囁いた。

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