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会社のドSな後輩王子に懐かれてます。
第5章 サプライズ
────ザァァァァァァ
「んぁあっ…ん、やだっ、声恥ずかし…っ」
「だーめ。我慢しないでもっと啼いて?」
壁に手を付いた状態で、後ろからナカを指でかき混ぜられる。
ボディーソープで滑りをよくしてあるせいか、
掠められる乳首が前より気持ちいい。
…にしても、恥ずかしすぎる。
お風呂場ってやけに音が響くから、声を出したくない。
「ほら、ここ弱いよね?」
「ひぁあっ!」
それなのに無理やり啼かせようと、
白馬くんがイイところを重点的にいじめてくる。
ただでさえ耳が犯されてる気分。
それに加えて、耳を舌で捉えてくるから
余計に音が恥ずかしい。
「この前より濡れるの早いね。可愛い。」
クスクスと笑いながらナカを思い切り擦ってくる。
そこ弱いのに。
快楽に引きずり込もうと微笑む彼の表情は、
妖艶な悪魔のようで。
お陰で身体はどんどん従順になっていき、
無意識に腰をつきだす形になっていた。
「はっ、んぁ…っあ、ね、やだっ、やっぱり声はずかし…っ響く…」
「そんなに嫌?」
確認を取る白馬くんに必死に頷くと、
彼は優しく笑いかけ、私の顎に手を添えた。
「ほら、じゃあこっち向いて。」
「ふぇ?あっ、んん…っ」
半ば強引に唇を塞がれる。
お風呂場は酸素が少ないのに、
更にキスをされてしまっては余計に酸欠になってしまう。
なのに、今はそれさえも快感に繋がってしまうから恐い。
舌を絡めながら、ナカを激しくかき混ぜ、乳首を弾く。
いくつもの襲いくる快感に、
私の身体は着々と絶頂を迎え入れようとしていた。
「んんっ、んっんっん…っ、んぁあっ」
「ん…はぁ、ナカ痙攣してきた。もうイキそう?」
そう言いながら、
より激しくイイところを責め立ててくる。
どうして「イキそうか」、なんて聞くんだろう。
そんなのとっくに分かってるくせに。
どんどん込み上げてくる絶頂感に身体が反れ、
足で身体を支えられなくなってきた、
その時。
「あっ、んぁっ、イクっ、白馬くっ、イッちゃ……!」
────ピタッ
「へ…?」
全ての愛撫が止められた。
突然のことに頭が追いつかない。
身体の疼きも治まらない。
訳がわからず白馬くんの顔を見ると、
彼は恍惚とした表情で私を眺めていた。