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第5章 サプライズ

「ごめんね、まだイカせてあげない。」
「え、ど、どうして…？」

まさか、前みたく我慢させられるんじゃ。

あの時の辛さが頭をよぎり、顔を青くするも、
「イカせてあげない」という言い方に
少し違和感を覚えた。



…もしかして。



「ほら、もう一回いいところまで行こっか。」
「ひぁっ！あっ、ま、白馬く…っ、んぁあっあっ」

グチュグチュクチュッ…クチュックリクリッ


ナカだけでなく、
今度はクリも同時にいじられて喘ぎが止まらない。

親指で上下に擦られて、捏ねられて、弾かれて。

先程の絶頂感がまた迫り上がり、
腰がガクガクと震えだす。


「あっ、だめっ、またきちゃ…！」
「はい、ストップ。」




…また止められた。
やっぱりそうだ。


「んぁっ、ねぇっ…、白馬くんまさか、寸止めし続ける気…？」

ズルリとナカから引き抜かれる指。
それだけで気持ちよくて身を捩ってしまう。

白馬くんは私の問いには答えず、
嗜虐的な笑みをたたえながら、そっと私の耳元で囁いた。



「大丈夫、今までで一番気持ちよくしてあげるから。ね…？」



その言葉に、ゾクリと全身に甘い電流が走る。

なにこれ。
なにかおかしい。

身体が、今か今かと刺激を待ち望んで止まない。

そんな私の様子に気づいたのか、
白馬くんが笑みをこぼしながら乳首を摘んできた。

「んやぁあ！」

…おかしい。やっぱりおかしい。

なんでこれだけで甘い嬌声が漏れるの？
なんでこれだけで全身がゾクゾクするの？

訳がわからない。
気持ちいい。怖い。

混乱する私のことなど露知らず。
白馬くんは平然と乳首をいじめてくる。

「クスッ、すごいね。今なら胸だけでイケそう？」
「ひぁあっ！待ってっ、白馬く、あっあっんぁあ…っ！」

コリッコリコリッカリッ、クリュッ

指で捏ねたり、掠めたり、爪でカリカリ引っ掻いたり。
どの刺激もびっくりするほど気持ちよくて、
腰が勝手に動いてしまう。

本当に乳首だけでイッてしまいそう。


「…可愛い、すげぇトロけた顔してる。」
「はぁあ…っ」

掠れた声で囁きながら、
唐突に指を一本ナカに挿れられる。

それだけでナカが締め付けてやまない。
蜜をどんどん垂れ流してしまう。


気持ちいい。欲しい。
欲しくてたまらない。