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堕ちる人妻
第1章 堕ちる人妻
もう、アナタに愛を求めることはないでしょう。
アナタとの間に生まれた子も愛さないでしょう。
アナタに媚びる眼をするのもやめます。
そして私達の子に道徳を説くのも止めます。
アナタと私が永くやっていくあたって、ようやく判りました。それは求めないということ。末永く連れ添う仲であろうとするならば、アナタを見つめてはならないということです。すでにアナタはそうやって生きていますね。だから今までの私は余計に淋しさを覚えていたのでしょう。
肉棒に、再び血が集まってきました。まるで太陽に向かって花開くひまわりのように、すくすくと大きくなっていきます。彼の呼吸も短くなって、大人しくなっていた獣の一面が早くも蘇ろうとしていました。
私は、仰向けの彼に手を差しのばしました。粘菌の如く腹を這い、胸をなぞって頬に触れ、そのまま胴に跨ります。
すると膣内から、先に射精された精液が滴ってきました。半透明のベトベトしたこの液は、ガマン汁が出尽くしている肉棒には丁度良い潤滑油です。せっかくなので膣口から少し精液を掻き出して、カリの部分の塗りつけました。
下からそびえ立つ竿を掴み、膣口の位置を定めて――。
彼が私を見つめています。なぜか驚いているようで、目が点になっています。
心の奥底からこみ上げてくるモノがありました。肉と、欲と、情の混ざった激しい流れが、嬉々として私の中で渦巻くのでした。膣から精液に混ざってガマン汁が垂れてきました。そしてそれは飢えた猛獣の口となって、眼下の亀頭を見つめます。
さようなら、アナタ。私は今この瞬間から、アナタが知らないところで欲情に恋い焦がれる一匹の獣となりました。
いつかアナタが私の異変に気づいたとき、その時はアナタを喰らい尽くしてさしあげます。夫婦という間柄も、妻という立場も、夫という尊厳も、何もかも全て。
私はゆっくりと腰を下ろして、掴んだ竿先に割れ目を擦りつけました。
くちゅ……くちゅ……。
アナタ、聞こえますか? この卑しくて、とても小気味よい音が。
聞こえますか? 私の、新しい悦びが……。
了
アナタとの間に生まれた子も愛さないでしょう。
アナタに媚びる眼をするのもやめます。
そして私達の子に道徳を説くのも止めます。
アナタと私が永くやっていくあたって、ようやく判りました。それは求めないということ。末永く連れ添う仲であろうとするならば、アナタを見つめてはならないということです。すでにアナタはそうやって生きていますね。だから今までの私は余計に淋しさを覚えていたのでしょう。
肉棒に、再び血が集まってきました。まるで太陽に向かって花開くひまわりのように、すくすくと大きくなっていきます。彼の呼吸も短くなって、大人しくなっていた獣の一面が早くも蘇ろうとしていました。
私は、仰向けの彼に手を差しのばしました。粘菌の如く腹を這い、胸をなぞって頬に触れ、そのまま胴に跨ります。
すると膣内から、先に射精された精液が滴ってきました。半透明のベトベトしたこの液は、ガマン汁が出尽くしている肉棒には丁度良い潤滑油です。せっかくなので膣口から少し精液を掻き出して、カリの部分の塗りつけました。
下からそびえ立つ竿を掴み、膣口の位置を定めて――。
彼が私を見つめています。なぜか驚いているようで、目が点になっています。
心の奥底からこみ上げてくるモノがありました。肉と、欲と、情の混ざった激しい流れが、嬉々として私の中で渦巻くのでした。膣から精液に混ざってガマン汁が垂れてきました。そしてそれは飢えた猛獣の口となって、眼下の亀頭を見つめます。
さようなら、アナタ。私は今この瞬間から、アナタが知らないところで欲情に恋い焦がれる一匹の獣となりました。
いつかアナタが私の異変に気づいたとき、その時はアナタを喰らい尽くしてさしあげます。夫婦という間柄も、妻という立場も、夫という尊厳も、何もかも全て。
私はゆっくりと腰を下ろして、掴んだ竿先に割れ目を擦りつけました。
くちゅ……くちゅ……。
アナタ、聞こえますか? この卑しくて、とても小気味よい音が。
聞こえますか? 私の、新しい悦びが……。
了