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呟き…
第1章 働けよ…



流石におふざけ型の専務も宮崎さんもニヤニヤを止めて社長を見る。


「台風は?」

「後2時間で抜けるはずです。」

「ほな、2時間したらまた集まってくれ。」


専務と社長の会話でこの集会は解散する。


「専務…。」


社長室を出て広末さんについて話をしようと思う。


「なんや?」


専務は私の顔を見るが私は階段の踊り場に目が釘付けになる。


「広末さんが…。」


とだけ呟く。

私を待ってたのか?

単に事務室に戻り辛かったのか?

踊り場で携帯を弄る広末さんの姿に驚いた。


「何しとん?昼休みはとっくに終わったやろ?」


専務が広末さんに話掛ける。

返事すらしない広末さん…。

後は専務に任せようと私は工事部の部屋に戻る。

工事部では内山君が燃え尽きてる。


「どないしたん?」


宮崎さんに聞いてみる。


「パソコンの起動中に停電したんやと。見積もりが全部消えて頭ん中まで真っ白らしいわ。」


ケタケタと宮崎さんが笑ってる。


「なあ、宮崎さん…。」

「なんや?」

「お弁当、食べてええ?」

「まだ食うてなかったんか!?」


停電中で状況が変化する可能性があるから、さっさと食べろと怒られた。

何故、私までもが怒られてる。

理不尽や。

ため息を吐いてお弁当を食べる。

2時間後…。


「今日は全員を帰らすぞ。」


まだ3時を過ぎたばかりだけど停電でどうにもならないからと社長が決断する。


「明日は停電が終わってから出勤や。電車も停まってるから車の人間で手分けして送ったってくれ。」


私や専務、宮崎さんは車で通勤してる。

工事部の半分以上がそうだ。

問題は事務と営業の人…。

その人達は車での通勤が許されてない。


「営業の中村君と事務の広末さんを頼むな。」


専務が私の家の方面に帰る人をピックアップする。


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