この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
呟き…
第1章 働けよ…



またしても広末さんか…。

専務から住所の確認をする。

会社に一番近いのが広末さん。

次が私で中村君は私の家から20分ほど遠い。

ならば最初が広末さんと考えて車に乗る。

広末さんと中村君が私の車に乗り込む。


「ええなぁ、工事部の人は自分の車で通勤が出来て…。」


広末さんがまた私が羨ましいとか言い出す。

彼女をスルーして車を会社から出すと


「私は最後にして下さい。」


と広末さんが言う。


「いや、広末さんが一番近いんやけど…。」


私がそう言うても


「私は新人やし中村さんのが先輩やから中村さんの方を先にお願いします。」


と広末さんが譲らない。

困った中村君は


「俺…、なんやったら嫁に迎えに来て貰いますよ。」


と中村君よりも上司になる私に気を使う。


「もう、ええわ。中村君から送るからな。」


私はヤケクソで運転する。


「中村さんってまだ若いのに奥さんが居るんですかぁ?」


ドライブ気分でキャッキャッとはしゃぐ広末さん。


「ええ…、まあ…。」


中村君だけが曖昧に返事をしては私の顔色を必死に伺ってる。

信号が止まってる。

交差点に差し掛かるたびに徐行運転で車を避ける。

たまに下手なドライバーが交差点の真ん中で立ち往生してたりすると危険極まりないなとか考える。

中村君はピリピリと運転する私に気を使うが広末さんはお構い無し。


「今日は早く帰れてラッキーですよね。帰ったら観たかったドラマを観るんです。」


呑気な広末さん。

停電中にドラマって観れるんか?

私の疑問を中村君が広末さんに聞く。


「それがラッキーな事にうちの家は停電してないんですよ。」


呆気らかんと広末さんが答える。


/138ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ