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海猫たちの小夜曲
第3章 終わりなき凌辱 ~海色のグラスと小麦色の少女②~
「あの、ゴムつけてもらえませんか? お願いですから……。」
 あたしは振り返って叔父にそう言った。
 どれほど忍従を強いられていても、そこだけは譲ることはできなかった。

「ああ? せっかく盛り上がってきたというのに、興を削ぐ奴だな。外に出してやるから、心配するな。大丈夫だ。」
「いえ、そういうことじゃなくて……」
 そもそもあたしは、セックスなんかしたくない。それでもやるというんなら、せめて避妊くらいしてください、と言いかけたのだが、叔父は、あたしの反論を許さなかった。

「わたしが大丈夫だと言っているんだぞ。お前が心配する必要はない。妊娠したらしたで、うちの子として育ててやる。これ以上、わたしにぐだぐだ言わせるな。第一、お前のここは、もう待てないみたいじゃないか。んん?」
 そういって叔父は話を切ると、再び、あたしの秘部に手を伸ばしてきた。

 ローションでヌメるあたしの体は、まるで叔父の欲望に侵食されたようで、泣きたくなるほど不快だったが、すでにあたしの秘部は、叔父の執拗な責めに耐えかねて、激しく愛液を滴らせていた。

 ……なぜ、心底嫌だと思っている男に体が反応してしまうのだろう。
 あたしは女という自分の性が、心の底から嫌になりそうだった。

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