この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
海猫たちの小夜曲
第4章 冷たい海 ~海色のグラスと小麦色の少女③~
「……まだ、終わらないからな。次は膣内でやるから、舐めてきれいにしろ。」
 あたしは秀隆に言われるまま、少しだけ柔らかくなったペニスを口に含んだ。
 一度射精したのが嘘のように、秀隆のペニスは、すぐに硬さを取り戻していく。
 だけど、あたしにとっては、不毛で不快な作業が増えただけのことで、何らの感慨も呼び起こさない。

「やるんなら、ゴム付けて。あんたの子なんか、死んでも欲しくないし。」
 あたしはベッドの戸棚からコンドームを取り出して、秀隆に渡した。
 すでに昼間、叔父に膣内に出されているから、今さら避妊したところであまり意味がないとは思うけど、秀隆みたいなクズに膣内射精なんか許したくない。
「やれやれ、もっと興奮させるようなことを言えないのかよ。肉便器のくせに。」
 誰が、あんたなんかに媚を売ったりするもんか。

 秀隆は指であたしの秘部をいじり回したあげく、ろくに濡れてもいない膣内に、そのままペニスを突き入れてきた。
 秀隆は息を荒げ、激しく腰を動かしてあたしを貪ってくるが、あたしの心はひどく醒めていて、虚ろだった。

 心のない虚ろなあたしを抱いて、いったい何が楽しいのだろう?
 ただ、射精したいだけなら、オナニーでもすればいいのに。
 そう思うと、必死になって腰を打ち付けてくる秀隆が滑稽にさえ見えてくる。

「おおっ……そろそろイクからな。」
 あたしの耳元で秀隆がうめいて、抽送が速さを増したが、あたしは顔を背けて聞き流していた。
 あんたの射精なんか、どうでもいい。とっとと出して、さっさと終われ。
 
 そして、秀隆はうめき声をあげて、あたしの膣奥に深くペニスを突き入れた。
「ぐううっ……。」
 ゴム越しにペニスの脈動が伝わってきて、秀隆が射精したのがわかる。

 そのまま秀隆は脱力し、あたしは体の上に秀隆の重みを感じながら、今日も、ようやく最低の時間が終わったことを実感していた。

/178ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ