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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第8章 独白
 ドア付近から一気に向かい側のドアに向かって押し込まれた。

 私たち二人は、お互いが離ればなれにならないように向かい合わせになった。すでに満員だというのに、まだ乗り切れない人がいる。すぐ近くから進行方向、前に向かって強い圧力で押し返された。結局、運転席と隔てる壁に近い場所へ落ち着いた。他に周りに女の子などいない。その場所で私は進行方向左向きに、向かい合わせの彼女は右向きで立った。二人向かい合わせで、私は右手で彼女の左手と、手をつないだ。指と指を絡める。二人ともこれで片手の自由は利かないよ。そんなメッセージを込めてみた。

 周囲の男達から何とも言えない異様な熱気が伝わってくる。どさくさに紛れてお尻や身体を触られている。いつまでもくっついているお尻の手を、少し突き返したが、一度離れた手は、また少し遠慮気味に戻って来る。左の太ももの前の辺りにももぞもぞ躊躇している手がある。私は目の前の彼女の目を覗き込んだ。彼女は私の右手を握り返してきた。目を細めて・・・。彼女も・・・だった。そう、私よりも若く美しい彼女はもっと触られているに違いない。猛獣の檻に投げ込まれた仔ウサギだ。
 握った彼女の手を、胸の前に引き上げた。そこでもう一度、指と指を絡めてしっかり握る。握り返される手。
 ゆっくりと電車が走り出すと、右脇の下から手が伸びてきた。腕にかけた上着で隠してはいるが、その先から出た男の手は、私の右の乳房をかるく包んだ。様子を探っている。私はそれには無反応を決め込むことにした。手はぴったりとしなやかに乳房に張り付く。指先だけで、まるで不規則なワイパーの様に指が行ったり来たりを繰り返す。薄いシフォンのワンピースだけをまとった私の右の乳首。ブラジャーはしていないのだ。直に触るよりも薄い布地のサラサラの感触が堪らなく心地よい。刺激され、コリコリと固くなる乳首の感触は、相手にも伝わっているだろう。だんだんと感度が増してくる。
 見つけたよ、とばかりにその指が乳首を摘まんだ。びくっ、小さく体を震わせて目を細めた。その反応に一瞬戸惑った指先は、しかし味を占めたというように乳首を集中的に弄り始めた。
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