パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 独白

　ワンピース越しに指が一本伸びて股間に達した。ビクンと反応して俯く私。男の手は同じところを繰り返し愛撫する。腰がひとりでに動いてしまう。もう待てない、というように男の手は内ももからワンピースの裾を荒々しく手繰り、直接中へ入ってきた。パンティの上からクリトリスの上を摩る。
「ん、んぁ、」
　鼻から吐息が漏れる。半開きの口で、はぁっ、と息を吸う。喘ぎ声のようにも聞こえる。
　男は夢中になって乳首を、そしてクリトリスを責め始めた。
　ビクンビクンと反応し続ける身体。
　大事な部分がスリットで割れているショーツの上から、男の指が割れ目を往復で愛撫する。ヌルっとした感触。そこが濡れていることに間もなく気付くだろう。
　やがて、もうすぐ駅がやってくる。
　男の手の動きはあわただしくなる。パンティの中へ入ろうと、一旦恥丘の手前まで戻り指先で柔らかいショーツの布を摘まむと、手の甲を返してその内側に侵入した。ふっさりした陰毛に触れられる感触。その茂みにそって割れ目へと滑り落ちてゆく三本の指先。絶対そこに到達するぞというような意思を感じた。肉襞を左右の指でおさえると中央の指先が中心を目指す。しっとりをとっくに通り越してヌルヌルの愛液の滴るその蜜壺に指先が　ほんの少しだけ挿し入れられた。
「ぁあっっ」
　小さく短く、押し殺した声とともに、私は「く」の字に腰を屈める。誰とも知らぬ男の指が今、私の中に入ってくる。自分の右手はしっかり彼女に握られて、抵抗しようにも両手の自由が利かない。動けない。
　くちゅくちゅ、ぴちゅぴちゅ。
　指は細かく素早く私の陰部の入り口付近を責めたてる。
　愛液がどんどんと溢れてくる。