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淫戯日記・恵子 ~続けてもいいですか~
第6章 贈り物
 そう言われて恵子は少し照れたような恥ずかしさを感じた。あれは、違うの、たまたま・・・そう説明しようと思ったが、上手く話せる自信がない。代わりに、思ってもいないことを切り出した。
「そのワンピース、かわいいよね。電車でも着てたでしょ?」
「ありがと…うん気に入ってて。しわになっちゃう…かな?」
起き上がって、両手を首の後ろに回すユウリ。
「脱ぐ?」
 ユウリの背中に身体を伸ばし、恵子はワンピースのファスナーに手をかける。絡まないように髪の毛を持つようユウリに言うと静かに腰までファスナーを引き下ろした。
 細い首、細い肩、白い胸には恵子が身に着けているショーツと同じくピンク色の薄い生地で出来たブラを着けていた。乳首まで透けて見える。華奢な体からは想像できないような胸が揺れる。ワンピースの袖から腕を抜くとユウリは再び横になり腰を浮かして恵子に、脱がして、とねだった。
「ブラとショーツ、お揃いなのね」
言うと、恵子はユウリのすぐそばに膝をついた。膝立ちになりユウリの上に覆いかぶさるようにして、ひときわ細くくびれた脇腹に両手を伸ばす。猫のように柔らかな体。
 ワンピースの布を一つにまとめてお尻の下に手を回すようにして、恵子はゆっくりとユウリの洋服を下半身へと引き抜く。ヒップの一番柔らかいところを通り過ぎた。あと少しでワンピースはユウリの太ももまで…というその時、その恵子の両手をユウリの両手が制した。
 左右の手を上からユウリの手に掴まれ、驚いてユウリの目を探った。ユウリも見つめ返していた。そうして見つめたまま、ユウリは恵子の手を取りウエストへ向かって引き上げていく。無言のままその手をユウリは自分の胸の丘へと導いた。恵子はそんなユウリの目を見つめたまま、逸らすことが出来ない。両手を取られて引っ張られ、バランスを崩しそうになる。
 ユウリのお腹の上に落下してしまう・・・倒れそうになり、恵子は一旦腰を引くと体勢を変え、ユウリの腹を飛び越して脇腹横のベッドに上に左ひじをついて倒れ込んだ。二人の身体がクロスして重なる。恵子の顔の前にはユウリの乳房があった。膝と肘でユウリをまたいでいる。右ひざに体重をかけて左足をゆっくりと伸ばし、腰を落ち着けた。恵子とユウリの身体は脇腹のあたりで密着した。
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