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碧の島 2
第1章 多くの家族たち

倉田side
お・・・。
集まって頂いてるかな~???
婦人会のババァ達がやっと動き出した(笑)
そう・・・。
星野桜を島から追い出す作戦をやっとやると決めたという。
俺は早くこんな小さな島から出たいし??星野桜がこの島を出て少しでも街中に紛れてくれたら俺はそっちの方が都合が良いって訳だ。
集会所に入って行くと奥の部屋には沢山の人が集まってる様子。
俺は予め持ってきていた資料を手に持って中に入って行った。
「いいか?・・・あの子は被害者遺族だ・・・あの子は何も悪い事はしていない・・・むしろ危険が及ぶ可能性があるから警察と協力をしこの島で守ってやらんといけないんだ・・・」
は?
奥から聞こえる死にかけ爺さんの声。
何言ってんだ?このジジイ。
「あの子が何かをしたか?・・・この島に来て皆が嫌がるようなことをしたのか?」
ウザいジジイの一人演説~・・・・。
早く終わんねぇかな???
入り口のドアに寄りかかり中の様子を窺っていると・・・・。
「中に入らねぇのか?」
・・・・・・・。

