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碧の島 2
第1章 多くの家族たち

振り返ると・・・。
そこには真黒に焼けた~・・・・。
えっとぉ・・誰だっけ。
あーーー・・何か漁師の奴等だったような。
貫禄のある真黒なおっさんの後ろに50行かない位の真黒な男と若い奴等・・・。
じーーーっと俺を睨んできた。
「あーー・・何かお取込み中みたいだったんで(笑)」
俺がそう言うと・・・部屋の中に居た島の人間たちは俺が居た事にやっと気づいたのかざわつきだした。
・・・・・・。
なんかちょっと面倒くせーな・・・。
下を向き持っていた資料を後ろに隠すと、漁師のオッサンが俺にグッと近づき・・・・。
「おめぇが蒔いた種だろ?・・・皆にちゃんと説明しろよ?」
・・・・・・。
俺が・・・蒔いた種???
何言ってんだこのオッサン。
「違いますよ、・・・俺が蒔かなくたっていずれこんな風になったでしょう???」
俺が言うと・・・。
真黒な顔のおっさんは顔がくっつくほど近づいて・・・・。
「お前が来なきゃ・・・・」
・・・・・・・。
「皆幸せだった・・・・」

