パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 沖縄の夏

そう・・・。

キク爺が持ってきた物件内覧者の一覧には・・・

賢吾の名前の前にあの・・・・、桜の親友としてこの前島に来て・・・さっさと帰った菜々美ちゃんの名前。

俺的には・・・もし菜々美ちゃんが本当にこの物件を先に見に来ていて、桜にここを勧めたんだとしたら・・・・・。

やっぱり何か・・・。

企んでいるのではと・・・・。


キク爺は煙草の煙を吐き・・・・。

「人を疑うのは好きではない・・・ただ～・・・桜ちゃんが入居希望をしてきたとき、ただフリーペーパーを見てとしか言ってなかったし・・・知り合いが見に来てとも言ってはいなかった・・・」

・・・・・・。

「彼女は家族があんなことになってここにやって来た・・・。もしあの菜々美ちゃんという子がここに来るよう誘導したなら・・・それを本人には言わずこっそりここを見に来ていたなら・・・・。」

・・・・・・。

「最悪の何かを考えておいた方がいいのでは？？？・・・彼女が怪しいとかじゃない・・ただ、・・・今は警戒した方がいいのでは・・・お爺は直感でそう思った・・・・」