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碧の島 2
第10章 少しづつ明らかにされること
結局あの事件の黒幕はさーちゃんだったんだけど・・・。
私さーちゃんに恨まれるような事・・・したかな。
さーちゃんは昔から私の隣で座って、いつも私のことを励ましてくれていたのに・・・。
いつから嫌われてたんだろう・・・、何がきっかけでそうなったんだろう。
何も聞けないまま・・・・。
さーちゃんは・・・。
今どこで何をしているのかな。
賢吾は知っているのかもしれないけど、私が傷つくと思って言わないのかも。
そりゃ思い出したくはないけど・・・・。
でも・・・。
何も解決はしていない・・・そう思うのは私だけかな。
ホテルに向かう車中、海を眺めながらそんなことを考えていた。
さーちゃん・・・・。
本当は・・・。
どんな人なの?