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碧の島 2
第10章 少しづつ明らかにされること
賢吾side
星野さんと再会してからの香菜は・・・嬉しそうな半面・・・。
たまに何かを考えているような顔をする。
星野さんの家族に起きた事件と自分の身に起きたことを少し・・・重ねてる・・・そんな気がした。
でもそれは・・・俺も同じ。
あの二つの事件は本当に偶然同じ時期だったのかとか・・・考えてしまう。
でもそれはきっと・・・警察が解決をしてくれるはず。
あの後、さーちゃんの消息は不明。
何もなかったように会社の人間は働いている・・・そう・・・・たっまーーーに・・・。
志村さんから連絡が入る(笑)
あ、・・・志村さんッ????
なんか最近水沢先輩にこき使われてるようで愚痴のラインが来たり(笑)
寂しいのか既読スルーするとしつこくラインが来る。
もはや・・・。
ギャグの存在になりつつある(笑)
外を眺める香菜の手をぎゅっと握ると、香菜はこっちを見てにっこり笑った。
「また夕陽も見たいな・・・(笑)」
そう言って笑った。
俺はまたぎゅっと強く手を握って・・・・。
「夕陽見に行こう・・・(笑)」