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碧の島 2
第20章 もう殺して
俊也side
涼たちには申し訳ねーけど・・・・・久々会って、よう久しぶり!!!とかやってらんないしいきなりこの事態を説明してる時間もない・・・為・・・・。
「真也・・その辺の雑木林も見てて・・・・」
もう暗くなった島の中の小道を軽である程度のスピードで走り・・・助手席に座る真也に周りも見てほしいと頼んだ・・・
真也は窓を開けて外を見つめ・・・・。
「・・・・はい・・・・・」
そう言った・・・。
俺も車を走らせながら辺りに目を配った・・・、
桜・・・・。
何もないで・・無事でいてほしい。
ずっと守るって約束したのに・・・・・。
ぎゅっとハンドルを握っていると、・・・・
道の先にある大きな建物・・・・。
「あれって何かの施設ですか?」
真也もそう言ってその先の建物を指さした。
あれは・・・。
国立少年の家・・・・。
宿泊施設の建物が見える・・・・。
ゆっくり車を動かし・・・・その施設の入口に車を止めると・・・・。
「・・・・俊也さんッ・・・あれって・・・・・」
真っ暗な施設・・・。
でも・・・。
真也が指をさしたその先、・・・施設の入口の門。
それが・・・。
少し開いているのが見える。