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碧の島 2
第22章 さようなら、そしてありがとう
俊也side
キク爺たちの後に龍と・・・美晴ちゃんが到着し、美晴ちゃんは直ぐに桜を抱きしめ・・・・。
「大丈夫・・・桜ちゃん大丈夫よ・・・」
そう言いながら頬を抑えてくれた。
俺は美晴ちゃんと目を合わせ、美晴ちゃんが泣きそうな顔なのに必死で笑って・・・・。
頷いてくれた・・・・。
その時だ。
・・・・・・ッ???????
「うぁあっ・・・・・・・」
と、凄い鈍い声が・・・・。
背後でしたんだ。
それと同時に皆が息をのみ、は・・・・っと・・・本当にそんな声だ。
声にならない皆の声が・・・した。
あの女が・・・真也に向けていたナイフを・・・・・。
「ぁ・・・・ぁあああーーーーーーーーーッ!!!!」
キク爺は腰を抜かしその場に転び声を上げた。
その声と同時に・・・・。
「てめぇくそ女!!!!」
俺の脇から飛び出していったのは淳ッ・・・・・・。
俺も直ぐに真也の方に・・・・・。