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碧の島 2
第22章 さようなら、そしてありがとう
中溝side
・・・・・・・・・。
この感触・・・。
深く刺さる・・人の肉に刺さる感触よ・・・・。
男の腹に深くナイフを突き刺し・・・ゆっくり顔を上げた。
男は目を細め私をじっと見て来たわ。
可哀そうに・・・。
自分から巻き込まれに来たあなたが悪い。
うっかり星野桜を逃したけど、私はまた・・・出所してもあの子を殺しに来る。
そんな未来を考えたら笑みがこぼれる・・・・。
「お前は死刑だな・・・・・」
ッッッ???????
細めた目で私をじっと見つめ・・・男はそう言った。
「なっ・・・何言ってんのよ!!早く死になさいよッ!!!」
グッ・・・と更にナイフをねじ込むとさらに血が出る。
男は苦しそうな顔をしながら・・・・。
ッッッ?????
グッ・・・と、私を抑え込み・・・・・。
「お前は死刑だ・・・いいか・・・俺を殺し・・・ッ・・星野家の・・・人を殺し・・・・・ここでお前の死刑は確定だ・・・・・」
何こいつ言ってんのッ・・・・
「もっと奥まで刺せ・・・俺を殺せば死刑確定だ・・・・・」
何ッ?!
男は私の手を自分の腹に押し付け・・・・
「うぁああっ・・・・・」
ッッッ!!!???