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碧の島 2 
第22章 さようなら、そしてありがとう


美晴side

・・・・・・ッ

中溝さんが警察に取り押さえられ・・・・。

外に居た漁師さんが直ぐに来て・・・・。

「今診療所の先生が向かってる・・・・」

そう・・耳打ちをしてくれた。



私はゆっくり頷き・・桜ちゃんを抱きかかえ・・・。

「生きて・・・頑張って息をして・・・・」

お願い・・・。

息を・・・

消さないで。



それは向こうで倒れている真也さんにも向けた言葉。

彼は・・確かに・・・。

過去酷い人だった。

でも彼のさっきの言葉を私は忘れない。


お願い・・・生きて・・・・。


奥から中溝さんを連れた刑事さんが歩いてきて、血だらけの中溝さんはゆらゆらと意識があるのかないのか分からないような目で私の前を歩いたの・・・。

私は・・怒りを通り越し・・

彼女を睨むこともできなかった。

ただ・・もう桜ちゃんを見てほしくなくてギュッと桜ちゃんを抱きしめたの。


そして下を向いた・・・・。



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