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碧の島 2
第1章 多くの家族たち
その頃
本島
「ぇえ????」
携帯を持って店から出て・・・店の庭で海を眺めながら電話の奥から聞こえる声に集中した。
心地が良い波の音と・・・
「取りあえず明日の夕方の便で本島に戻るから~・・・夜22時過ぎに那覇に着くわ・・・」
相変わらずあまり愛想の無い声だけど。
「そっか、・・・・んじゃ俺迎えに行くわ!何処泊まるんだよ?」
愛層の無い声で返すと・・・・。
「(笑)(笑)お前相変わらず声こえぇし!!!!!」
(笑)(笑)
お前に言われたくない(笑)
「お前もなッ!!!!!(笑)」
思わず口元が緩み笑ってしまう自分が・・・ちょっと恥ずかしかったり。
電話を切りながらその画面を眺め・・・その名前を見ている俺。
『俊也』
俊也は・・・。
俺は結構仲良くしていた奴。
あの不愛想な感じがお互い何かを引き付けた俺等(笑)
そして全盛期は何度かアイツにランキング越され~・・・・ちょっとイラついた(笑)
でもアイツもやっと結城から抜け出せそれ以上に好きになれる女を見つけられたらしい・・・・。
(笑)