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碧の島 2
第4章 知らなかった事
桜side
香菜さん・・・・。
会いたかった。
小走りで2人の方に行き、手を伸ばすと香菜さんはもうすぐそこ。
彼女に触れそうになった時・・・・。
「星野さんッ・・・・・」
そう言って、香菜さんは宮本さんから手を離し・・・・
私に覆い被さる様に・・・・///////////
フワッと良い香りが漂うと同時に私を優しく包み込み・・・・。
カランッ・・・・と杖が下に落ちた。
香菜さん。
「星野さん・・・・・」
ギューッて・・・・・///////強く・・・・優しく抱き締めてくれるこの温もり。
まるで家族のような温かさを感じるの。
私は胸が締め付けられて目頭が急に熱くなった。
それを堪える様に香菜さんをギュッと抱き締め返し・・・・。
でも言葉がでない。
「良く来たね・・・・星野さん、会いたかった・・・・」
耳元で微かに震えるそんな優しい言葉。
香菜さん。
私も
貴女に
「私も会いたかったですッ・・・・・//////」
会いたかった。
本当に会いたかった。
香菜さん。