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碧の島 2
第5章 私の第二の故郷
桜side
私・・・・。
夢を見ているのかな。
何度も目をこすってまた何度も瞬きをした。
・・・・・・・//////////
胸がきゅっと・・・掴まれたように・・・俊也に恋をしたときみたいに・・・胸が・・・。
気持ちが良いくらい痛い。
俊也は私の肩をグイッと抱き寄せ・・・・。
「これが本当の・・・・島の人たちの姿だ・・・・(笑)」
私は震える手を顔の前に持っていき口を抑えるようにして正面の港を見つめた。
手の下の私の唇は・・・小刻みに震えてて・・・でも歯をぎゅっと食いしばったの。
・・・・・。
何で???
だって・・・・。
そうしないとね・・・・。
もう泣いてしまいそうだったから。