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狂った果肉
第136章 罪と罰
仁と美鈴が病室を出ると、榊警部と深雪が追い掛けて来て「ちょっと良いかい?」勿論だ!
病院の中庭のベンチに腰掛けた…
榊「本気で奴を仲間に、する気なのか仁君?」
仁…いや、それは俺にも解ら無いよ榊さん!
唯一言えるのは、奴はこの世に生まれて死を前に初めて現世で色を知り感情が芽生えた…
そして死線を越え再び戻って来た、大きな子供だ!
だからと言って、白黒で無感情な世界で犯した罪は大きい許される物じゃ無い…。
だから一度だけ、確立の低い賭けに乗ったんだ大穴のチャンスを恒星にさ…奴は、ある意味俺と同じだ!
違いは、暗い闇から救ってくれた人が俺には居て奴には居なかったでだけだね…
だから皆の反対を圧して迄、仲間にする気は無いよ❣
深雪「大きな赤ん坊を放って置く事は、出来無いって訳ね❣」いや、放って置く悪意に呑み込まれ無い限りはね!
どう死ぬかは、選ばせてやるさ自由だからな…
榊「成る程、自由ってのが一番キツイって訳か選ぶ道を間違えたら次は無いって事か…」
仁「どう生きるかは、奴次第さ❣」
屋上から愛と並んで仁を見詰める、凛
(遠くから見てるだけって、ヤッパリ辛いかなぁ…隣に並ぶには今は痴がましく感じる💧)
その一方で、美伽は弁護士の瀬戸際大吾を介して成金の情報を掴む為に或る人物に会おうとし…
羽生雫は諸星充の姉を助け戻ったのも束の間、高松市長の呼出を受けて居た…
各々に窮地が迫って居た事に、未だ誰も気付かず…柳田本部長の死によって政治家の闇が暗躍する。