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第8章 中沢ミドリのこと
 ミドリは階段の裏にある小さなスペースに座り込んだ。ヒンヤリしたタイルが背中と尻に気持ちいい。そこで股を広げてクリトリスを弄り始めた。

 昔、ここで同じことをしていたとき、宅配便のあんちゃんが入ってきたことがあった。あんちゃんはミドリに気づかず、階段を駆け上がったものだ。あの時のことを思い出すとたまらない。

 今夜は蒸し暑かった。乳首とクリを弄る手にも汗が流れてくる。

「屋上でやるか・・・」
 ミドリは手を止めて、階段を上がり始めた。4階を超えて屋上に出るドアを開けようとした時、女性のヨガリ声が聞こえた。
あの夫婦が屋上でヤッてるんだ、と思ったミドリはそっとドアを開ける。
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